研究方針
教室員は、一致協力して公衆衛生に資する研究・活動を推進するとともに、各専門領域におけるリーダーを目指す。
そのために、日々、以下の点に心がける。
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自らの健康に留意し、仕事のオンオフを切り替える
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自分自身の興味と社会のニーズを勘案して研究テーマを設定する
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フィールドを開拓・育成し、現場の声に真摯に耳を傾ける
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互いの専門性を尊重し、課題解決に向けて知恵を出し合い、オープンなディスカッションをする
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計画的に、かつ粘り強く丁寧に研究を進める
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得られた成果は論文にまとめ、社会に発信、公衆衛生活動に貢献する
教育方針
教室員は、次のような医師を養成することを目的として、学部生の講義・実習に誠実に関わる。
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単に病気のみならず人々の包括的な健康・幸福に目を向け心を傾ける公衆衛生マインドを持った医師
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日常の臨床現場で疑問を持つ能力、その疑問を自ら解決するために適切な臨床研究を立案・実施する能力を持った医師
教育の歴史
昭和31年6月 公衆衛生学講座初代教授に安倍三史北海道大学医学部衛生学講座助教授が就任
昭和38年11月 第15回北海道公衆衛生学会開催(学会長:安倍三史)
昭和39年9月 第21回日本公衆衛生学会開催(学会長:安倍三史)
昭和39年11月 第16回北海道公衆衛生学会開催(学会長:安倍三史)
昭和46年3月 安倍三史教授定年退官
昭和46年9月 石井慶蔵国立予防衛生研究所ウィルス中央検査部室長が第二代教授に就任
昭和53年11月 第30回北海道公衆衛生学会開催(学会長:石井慶蔵)
昭和57年10月 第17回北海道学校保健学会(学会長:石井慶蔵)
昭和59年3月 石井慶蔵教授定年退官(最終講義:ウィルス性結膜炎の疫学)
昭和59年10月 近藤喜代太郎東京都神経科学総合研究所臨床神経学研究部長が第三代教授に就任
昭和61年7月 開講30周年記念講演会・祝賀会
平成8年10月 日本人類遺伝学会第41回大会開催(大会長:近藤喜代太郎)
平成8年11月 第48回北海道公衆衛生学会開催(学会長:近藤喜代太郎)
平成9年3月 近藤喜代太郎教授定年退官(最終講義:明日の公衆衛生学―予知をめざして)
平成9年9月 岸玲子札幌医科大学医学部助教授が第四代教授に就任
平成12年8月 第6回社会医学サマーセミナー開催(世話人:岸玲子)
平成13年9月 第29回有機溶剤中毒研究会(世話人:岸玲子)
平成15年6月 第26回日本がん疫学研究会(会長:岸玲子)
平成17年9月 第64回日本公衆衛生学会開催(学会長:岸玲子)
平成18年9月 開講50周年記念シンポジウム・祝賀会
平成20年6月 第81回日本産業衛生学会開催(学会長:岸玲子)
平成22年3月 岸玲子教授定年退官(最終講義:健康リスク解明から安全安寧な社会へ―公衆衛生の歩みと私―)
平成24年4月 玉腰暁子愛知医科大学医学部(特任)教授が第五代教授に就任