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「男性へのプレコンセプション教育介入研究」に参加されている皆さまへ

当教室では、秋田大学と共同で「男性へのプレコンセプション教育介入研究」を行っております。2021年9月~2022年12月に秋田県で同研究に参加された皆様からいただいた情報や検体から、生活習慣や健康と妊孕性(生物学的な妊娠力)について検討を進めております。

 

背景・目的

プレコンセプション(受胎前)ケアとは、「妊娠する前からの健康づくり」を指します。男女を問わず若い時から自らの健康に向き合うことで、将来の(パートナーの)妊娠・出産、ご自身の老後を健康に迎えることができるという考え方です。

現在の生活習慣や健康状態が、いつか将来の妊娠・出産経過や生まれてくる子供の健康と関係するという研究結果が、欧米諸国を中心に発表されてきていますが、日本では子どもを授かる前の男性に注目した研究が極めて少ない状況です。

本研究では、男性の健康状態やプレコンセプションケアに関する学習が、将来の健康やパートナーの妊娠・出産にどのような影響を及ぼすか知ることを目的としています。将来的にはプレコンセプションケアを推進するための政策につながる可能性や、妊娠を希望するご夫婦への的確な医学的助言や不妊症の予防法開発につながる可能性があります。

方法

2021年9月~2022年12月に秋田県で本研究に参加された皆様から、初めに健康や生活習慣に関する情報や検体をいただいたうえで、コンピューターシステムによってランダムに介入群(プレコンセプションケアについて学習する群)と対照群(特段の学習を指示されない群)に振り分け、介入群に振り分けられた参加者には、数分の動画やニュースレターを用いたプレコンセプションケアの学習の体験にご協力いただきました。次年度以降も、皆様から情報や検体をいただき、学習による変化等の分析を進めております。

 

本研究は、研究代表者(前田恵理)の北海道大学への異動に伴い、秋田大学と北海道大学の共同研究となりました。共同研究のために共有する情報は、皆さまから健診時に提供いただいた調査票情報、健診結果、提供いただいた検体をこれまでに測定した結果となります。

なお、分析にあたってはこれまでと同様、個人情報を全て削除することにより、誰のデータを扱っているか、一切わからない状況となっておりますのでご安心ください。詳細につきご質問がある場合は、以下までお知らせください。

 

お問い合わせ先

北海道大学大学院医学研究院 社会医学分野公衆衛生学教室

前田恵理

Tel: 011-706-5068

Mail: public-office□med.hokudai.ac.jp 

メール送信の際は□を@へとご変更ください。

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Department of Public Health,
Hokkaido University Faculty of Medicine,
Graduate School of Medicine,
School of Medicine

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