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新たなコホート研究の基礎資料取得を目的とした血液、尿、便の各種保管・解析・前処理法の確立と相互間の関連検討

目的

 

岩見沢市における母子健康調査(別項参照)での適切な生体試料の収集方法と測定条件・保管条件等に関する基礎データを得ること(プレテスト)を中心に、以下の目的を掲げて実施します。

 

  • 血液、尿、便のメタボローム解析、生理活性物質分析、細菌叢解析(便)のための至適かつ妥当な測定条件・保管条件を探ります。

  • 同時点の血液、尿、便のメタボローム解析、生理活性物質分析、細菌叢解析(便)の結果を比較することにより、各検体間の関連と解析可能な成分を探ります。

  • 異なる時点の血液、尿、便のメタボローム解析、生理活性物質分析、細菌叢解析(便)の結果を比較することにより、日常生活の中で変わりやすい成分と変わりにくい成分に関する情報を得ます(個人内変動)。

  • 異なる人の血液、尿、便のメタボローム解析、生理活性物質分析、細菌叢解析(便)の結果を比較することにより、違いに関連する生活習慣等の情報を得ます(個人間変動)。

 

方法

 

研究にかかわる研究室周辺の知人または学生10~20人を対象に、1人あたり複数回、生活習慣などに関する情報を取集したり、生体試料(血液、尿、便)を採取します。いずれの生体試料についてもNMRによるメタボローム解析を実施し、検体に応じた至適な前処理方法を検討します。便に関しては、細菌叢の解析も行います。生理活性物質は血液、および便で質量分析やELISAなど様々な方法により測定し、方法間の比較を行います。さらに、各検体間の関連、ならびに個人内変動や個人間変動に関する検討を行います。

 

共同研究機関

北海道大学先端生命科学研究院細胞生物科学分野・生命分子科学分野

株式会社日立製作所研究開発グループ基礎研究センタ

森永乳業株式会社研究本部健康栄養科学研究所

株式会社テクノスルガ・ラボ

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Department of Public Health,
Hokkaido University Faculty of Medicine,
Graduate School of Medicine,
School of Medicine

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